最近、どこまでが技術的でどこからが非技術的になるのか境目がわからなくなってるので、どっちのブログに書けばいいか迷うことが多く、結局「書かない」選択をしてきたんですが、今後、メインブログ「wanichanの日記」はWindowsやらMacやらiOSやらMicrosoft Officeやらサイト運営に関係する技術的なことだけ扱うことにして、それ以外はすべてこっちで扱うことにしましょう。
「価値の低い広告枠」でアドセンス収益化に失敗
ホントにここ数年、ブログで簡単に収益化しようみたいな人たちがわんさかいて、Google AdSenseの審査に合格しないとかいう嘆きがヘルプフォーラムにたっくさーん存在しています。
不合格の理由が「価値の低い広告枠」。
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)についてAdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎるページには Google 広告が表示されません。これには第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをコピーまたはリライトしたページが含まれます。詳細については、Google のウェブマスター向けの品質に関するガイドライン(http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?answer=66361)をご覧認ください。
その落とされたブログのすべての記事において共通していることは、途中で内容が終わっているのに「最後までお読みいただき、ありがとうございました!」で締めくくってるんですよね。読み手側からすれば途中で逃げられたーって感じ。
せいぜい、他人が書いた記事をパクってるだけで実体験を伴わない、受け売りだけで終わってるから結果的に価値が極めて低くなるわけです。
てか、人の心を動かす記事を書けないくせに「読者にも自分にも刺さる記事の作り方。」っていう記事書いてて「うーん?」って感じでっせ。
もしかしてもしかして、自分ができないから願望を書いてるんですか?
あ、稼ぎ方教えます系とおんなじですね。稼げないのに稼ぎたいから稼ぎ方教えます、ってノリの。そりゃー、低品質記事しか書けないから稼げないのは当然の結果ですやん。
既出ネタだから書きやすい?
にわかに始めた人って、すっごく当たり前のことっていうか、みんなすでに常識で知ってることしかネタにできないんですよ。身なりをちゃんとするとか、それをあえてネタにする必要ってあるんですか? 思いっきり既出ですけど。
あ、そうか、既出ネタだから書けるんですよね? 他の人が書いた記事をそのままパクって文面をちょこっといぢったら「オリジナル」になる、と思い込んでるわけです。だからこそ「コンテンツが複製されているサイト」になるわけです。
奴らは「リライト」という言葉を愛用していますが、出版業界における「リライト」と、奴らの「リライト」の定義が全然ちゃうんですよね。
本来、「リライト」というのは、自分で書いた自分の原稿を改善するために、自分で「書き直す」ことです。しかし、奴らの「リライト」の定義は、ネット上に転がってる既出コンテンツをパッチワークのようにつなげて自分のものにする作業なのです。それって泥棒ちゃうんかい、って言いたくなります。著作権というのを知らないんですよね。
ネット上のテキストをコピペが発覚された書籍が話題に
あ、そういえば、先日、Wikipedia等、ネット上に公開されているコンテンツをコピペして書籍化したことが問題になってましたよね。
【悲報】日本国紀でまたコピペが見つかる。
— 桜ういろう (@uirousakura) November 16, 2018
義和団事変での活躍で知られる「柴五郎」のコラム(pp311-321)を試しにチェックしたら、大半がウィキペディアからの引用でした。
画像で示した以外にも経歴や「欧米で広く知られた最初の日本人となった」という記述も一致。#日本国紀 pic.twitter.com/2q58kgxwR7
【日本国紀、今度はweb歴史街道から大規模コピペ改変の疑い】
— GEISTE (@J_geiste) November 25, 2018
発覚した元ネタはPHPがやってるweb歴史街道の編集部コラム記事https://t.co/UytmuyGhl7
万延元年遣米使節の所だが、話の展開、語彙、表現等が悉く一致。これもコピペ改変で原稿を作っている可能性が高い。もう説明めんどいから画像貼る。 pic.twitter.com/X9psQV1yr2
楽してお金稼ぎたい人たちの急増の背景にあるもの
インターネットってすっごく便利ですよね。誰でもブログさえあれば情報発信できるし、別にブログじゃなくてもTwitterやらFacebookやらで情報発信も可能です。でもでも、収益化をするにはブログやらホムペやら開設する必要がありますね。
そもそも、なんでこうやって「楽してお金稼ぐぞー」なノリの人が急増してるのか、それは、おそらくTwitterで年収やら年商をプロフィールに書いてるアカウントが急増していることが一理あるのではないかと思います。
年商でも年収でもいいんだけどわざわざ稼ぎをことさらにTwitterのプロフィールでアピールしている人はなんのためにそれを公開しているのかって考えた方が良いよね。自慢ではなく撒き餌なんじゃないかな、それ。思い出してみて。Twitter以外で年収自慢してる人、あなたの周りにいる?
— コグレ【ブロガー|旅と酒とガジェット】 (@kogure) 2018年11月24日
アドセンスでブログやサイトを収益化っていっても、少なくとも人に認められてからでいいんじゃないですかね? まだ誰にも評価されていないサイトやらブログなんて仮に広告貼ってもほとんど収益なんて発生しないですし、広告主からしても、そんなところに広告出稿なんてしたくないですよね。効果的なところに出したいはずです。
まとめ
とにかく、最近のにわかブロガーに共通しているのは
- 記事内容が途中で終わってる
- 「いかがでしたでしょうか?」とか「最後までお読みいただきありがとうございました」という〆の言葉が含まれる
- ほとんどが既出、そこらへんのネット上のコンテンツをコピペ
- 文字数や記事数「だけ」にこだわる(質より量)
- 質よりスピードが命と信じている(低品質記事のスピード量産)
- 本人は「パクってない!」と主張(コピペチェックツールでコピペ判定100%)
- 他人が書いた文章から文面や言い回しを変えるだけで「オリジナル」と解釈している
- とにかく内容が薄すぎで「え、これだけ?」と言いたくなる
ネット上のあちこちのコンテンツからの継ぎ接ぎなんて今すぐやめて、真っ白な状態で自分の頭から浮かんでくる情報・アイデア・思いを活字化し、起承転結っていうか、オチもいれなきゃダメですよ。
最後に、アドセンスでブログを収益化するために、オンラインサロンやらブログカレッジやらに入る必要はありません。有料noteはたいてい無料で公開されている情報を販売しているにすぎません。アドセンス攻略本にも嘘の情報が含まれているので買う必要ありません。そもそもその手法は現在では通用しないことが多いです。
アドセンスの公式ヘルプが全てです。騙されてお金を詐取されないように気を付けてください。撒き餌に食いついてはいけません。食われるのはあなたです。