wanichan's blog

英会話や旅行に関することなど、非技術的なネタを綴っていきます。

「普通」って何だろう?

私は毎週日曜日の午後9時からのNHKスペシャルの視聴予約しているので、その前には自動的にパソコンの後ろに設置しているTVがオンになったわけですが、今日のテーマは発達障害について。

www.nhk.or.jp

その中で取り上げられたこと、それは「普通」という言葉でした。

普通ってなんなんだろう、ってずっと疑問に思っていた時期があって、この番組で改めて思い起こされた感じでした。

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私は子供の頃、その「普通」の感覚がわかんなくて、自意識過剰になっていたような、そんな子でした。どうやって人と接すればいいかわかんないっていうか?

たいていの人は「普通はこうするよね」っていう言い回しを使う場合が少なくないです。でも実際のところ、人それぞれ考え方や物事の見方、感じ方などが全部違うのです。みんな人それぞれ違うのに、「普通」を求めるって何なんでしょうね、みたいな。特に日本人は「みんなと同じように行動する」ことが美徳とされています。人と違ったことをすると、「出る杭は打たれる」運命に遭います。

そんな感じで、特に日本社会において、大多数の意見や言動が正道、みたいな風潮が根強い気がします。私は現在、会社勤めしてませんし、好きな時に起きて、好きな時に寝て、好きな時に旅行に行ったりできる立場です。かつて書籍の執筆もしていました。その今の私のライフスタイルは「人と違う」から、「無職」だったり「好き放題に生きているろくでなし」に見られることがあります。うんと、毎年確定申告してるんですけどねぇ?

だからといって、その大多数の人の感覚が理解できないわけではありません。一応、正社員として働いていたこともありますし、いろんな職種や業界を転々としていたので、携わってきたことのある業界については身近なこととして捉えることができます。

普通の家庭に生まれて、学校は高校まで普通? あと、親もまともで短大卒業し、その後新卒で会社に入った、というところまで一致してますね。しかしそれ以外は一致できていません。つまり、普通じゃないってことになります。一応、恋人と付き合った経験は何年もありますけど(最長11年)、価値観の不一致で別れちゃいました。

ていうか、「普通」は「絶対値」ではないんですよね。

会社勤めが「普通」で、そうじゃない人は「普通じゃない」んですかね?

発達障害の人にしかできない仕事ってありますよね。「普通の人」にはできない仕事。

まあ、努力ではどうしようもないことは、それを生かすしか術はないですね。私は枠にはめられるのが嫌なので一匹狼になってますけど、っていうか、今普通にどっかの企業で勤めてもどうせ「時給にマッチした仕事を完璧にこなせない」と自分に厳しくなり、「できてない自分」に苦しんで体調崩したり鬱になったりするのが目に見えてるのでできませんけどね。その時点で「普通」じゃないとみんなは思うでしょうし、「甘え」と吐き捨てられるオチになりそうですけど。

しかし、自分にしかできない仕事とか役割がこの世にあるから生まれてきたのであって、その仕事をして社会貢献すればそれでいいじゃない?って気がします。