初中級者にとって、「どういうときに"a"で、どういうときに"the"をつけるの?」っていう疑問を持ってる人が結構多いと思うんですけど、英会話イーオンでは、その冠詞ネタはCheckpointテキストのUnit 11 Day 1 が初出ですかね?
YouTuber、バイリンガールのChicaさんも、ご友人かお知り合いの方にそういう質問をされて、それにこたえるためにYouTuber始めたって言ってましたっけ?
この動画ではCheckpointのそのユニットと同じこと言われてます。
- 不定冠詞(a/an)
不特定の1つのもの、その種類の中の1つ、その名詞について初めて言及する場合 - 定冠詞(the)
何を指しているのか相手にすぐわかる特定のもの、ここから一番ちかい場所やモノ、直前に言及した名詞を指す場合
たとえば、そこらへんの人に「ここから一番近い郵便局はどこですか?」と聞きたい場合には Where is the post office? になって、一般的な a ではないという感じですね。
でも、どういうときに不定冠詞(a/an)で、どういうときに定冠詞(the)なのかと、ロビートークで質問したとき、その質問者が初級クラスの場合は、先生は「こまけーこたーいいんだよ」みたいなノリでサラっと受け流すけど、なんなんですかね? 上級レベルにならないと教えてくれない事項なんですかね?
もうひとつ、私が困惑したことがあります。
毎年11月にうちんとこでスピーチコンテストが開催されるんですが(たぶん今年で3度目)、先生からの添削されたあと、私が勝手に部分的にいぢったけどそれでいい?って確認してみたんですよ。
元の文がこちら。
It is the fact that it is impossible to express in English what you cannot say even in Japanese.
実は、ビッグバン・セオリーでシェルドンがペニーを病院に連れて行く際、シェルドンが代わりに運転してた時にスピード違反で裁判所からの出頭命令が出たっていうシーズン3エピソード16では、
"But it is a fact that it's a privilege to know you. Totally.
Read more: https://www.springfieldspringfield.co.uk/view_episode_scripts.php?tv-show=big-bang-theory&episode=s03e16But it is a fact that it's a privilege to know you. Totally.
という具合に、it is a fact that になってたので、これに近いのかな、と思っていぢったんですよ。
It is a fact that it's impossible to express in English what you cannot say even in Japanese.
It is a fact that なのか、It is the fact that なのか、どっちがええねん、っていう。
どうやら、アメリカ人的な感覚では、It is the fact that の方がよくて、イギリス人的な感覚では It is a fact that の方がいい、という回答。
???????
どっちも文法的に間違ってないんですよ。でもニュアンスががらりと変わるんですよね。
アメリカ人に言わせると、この the は、that の後の内容をふまえると、名詞を強調するために the にしたほうが自然、とのこと。名詞の前に theとか所有格(my とか his とか herとか)、あるいは this やら that やらがつくと、強調構文になる、のかな?
でも強調するために"the"を使うってどこで習ったっけ??
ちなみに、that+名詞+動詞の形で「~ということ」という意味の名詞節は、Viewpoint Unit 11 Day 1 で取り扱われてますけど、the fact + that に触れられていたり? あれ?
そのGrammer Focusには、that節は文中で補語の働きをすることができる、とあって、その例文が以下の通り。
The advantage of living in the city is that you can get to places easily.
ここに"the"が使われてますよね。さらに、「~ということ」という意味を表す the fact + that 節 を説明するための例文がこちら。
The fact that she always complains about my cooking really bugs me.
ついでに、Aspireテキストで強調構文はどこで触れられているかというと、Aspire 4 Unit 6 Day 2 の「it と関係代名詞を使った強調構文 - It-clefts and Wh-clefts」に該当するかもです。ここでは、itを使って強調構文とか関係代名詞を使った強調構文、あと「All + 主語 + 動詞(句)+ be 動詞 + X」といった「…なのは、…だけだ」っていうやつ? まあ、a とか the の使い分けについてじゃないですけど。
factの前がaなのかtheなのか、どっちやねん、っていう疑問がまだ残ってます。もうちょっとツッコんでみましょうか。
どうやら、欧州あたりは it is a fact that が優勢、アメリカだけ it is the fact that になってる感じでっか?
…で、この問題をFacebookに投稿してみたら、アメリカ人もみんな It is a fact that ~ を選択してるってことは、うーん、前後の文脈も考慮するかしないかの問題?? Facebookでは前後の文脈は記述せず、その問題の1文のみ書いたわけなんだけど。。。
実は以下の文がその問題文の前にあります。
When I tried to take a discussion class for the first time, I couldn't say anything because I'd never thought about the topics we discussed.
はじめてディスカッションクラス試しに受けてみても、全然発言できなかった、っていうのも、今まで考えたことなかったもん、っていう内容。
それを踏まえて It is the fact that にすることによって、強調したほうがいいっていう意見? fact はいろいろあるから a が適切っていう意見あったり、the fact is that っていう構文も存在していたり、もうマジでわかんないワニ。