一昨日ぶちまけたエントリーがスマートニュースに掲載されて、いつも閑古鳥が鳴いていたこのブログに嵐が巻き起こった形になったわけですが、
どうやら「起業」の定義が「会社を設立する」ことしか考えられない人達が多すぎて困ってます。
スマートニュース経由で私のはてなブログエントリーを知った数名の方たちが、余計なツッコミをしてきているわけですが、
起業が目的になってる愚か者が急増してるんだけど
— 神田明神 (@han_kk1) November 19, 2018
ここまでタイトルと文章がかけ離れてるイキリもすごくない? https://t.co/ixEk4Ijpem
あのね、フリーランスも個人事業主となり、「起業」に該当するっていうこと知らないんですね。事業の規模は個人から存在しますし、必ずしも法人である必要はないんですよ。事業が拡大して業績がそれなりに大きくなったら法人成りにすればいいんですけど。世の中には個人事業主という立場の人って結構いらっしゃるんですよ?
税務署に開業届を出して、個人事業主として活動している方たちは、こういうズレたツッコミはされないんですけど、もうね、どうしようかと。
てか、前に同じようなエントリーすでに書いてました。
大事な事だから何度も言わせてもらいましょう。
なんていうか、ほんとにそこらへんの人って、会社で働くことしか知らないんですよね。以前に付き合ってた人に無職だのニートだの散々ボロクソに貶されたんですよ。関西大学とそれなりの学歴持ってるのに、なんでこんなこと知らないんだろうか、って感じですわ。「会社に雇用されていなければ無職やん」「ニートっていう言葉知ってる??」って散々私をバカにしてきましたよ。こういう視野の狭い人たち、短絡的な考え方を持つ人達に囲まれ、肩身の狭い思いをしながら生きてきました。
会社に雇用されてなければ無職、って思い込んでる輩は、個人事業主というワーキングスタイルを知りません。英語での「無職」は unemployed ですが、個人事業主を英語でいうと、自分で自分を雇用する感じ、つまり、self-employed になるわけです。ちゃんとそういう単語ありますから、疑うようだったらご自身で辞書で調べてください。個人事業主です、ということを英語で表現するなら、"I am my own boss" になるかもです。てか、self-employed は「自営業」と訳されてますけど、自由業になると厳密にいうと自営業とはちょっと違うからフリーランスになるのか、もう定義が難しいですね。職業欄に自由業の選択肢がない場合は「自営業」を選択するしかないわけですが。
私はいつも英語で "I am working for myself" と答えてます。それでたいていの外国人は納得してくれます。日本人はそうはいかないんですよね。
個人事業主として活動している人たちは、私と同じ苦悩を抱えています。どんだけ説明してもわかってくれません。
会社に雇用されてナンボの世界って、高度成長期時代はそうでしたねー。もうすでに成熟されてると思うんですけど。
「起業」とは、事業を起こすということであり、その手段として会社設立して法人化やら自営業やら自由業やらあるっていうことなんですわ。事業をどのように行っていくか、その方法は様々です。必ずしも、会社を設立せなあかん、ってことはないですよ?